臨床医の皆様からのよくあるご質問
よくあるご質問にお答えします。
ウェルデンツは、共重合体ポリプロピレンを主原料とする独自に合成された高性能の熱可塑性の樹脂です。
ウェルデンツはFDAの認可を受けています。
患者様はどのような回復治療を受ける前に歯茎を治す必要があります。そのため、緊急の場合にウェルデンツを推奨していません。
ウェルデンツ素材を嵌合する部分に使用すると塑造になります。定期的なメンテナンスやリプレースをお勧めします。クラウンに関しては違う素材を入れても割れてしまうような症例には適しております。またウェルデンツリムーバブルブリッジは1,2欠損で臨在歯を削りたくない、ピンクの床を付けたくないという症例には適しております。着脱式ですので歯茎のメンテナンスも適しております。
一般に使用している硬質レジン歯には貫通孔を入れて使用することは可能です。ただし、陶歯は貫通孔が入れられないので難しいと考えます。
ウェルデンツのブリッジの製作にはおよそ31分かかります。
ウェルデンツの義歯は柔らかい毛の歯ブラシで自然な歯のように磨くことができます。特別な洗浄剤は必要ありません。しかし、ウェルデンツの義歯の寿命を長くし、頑固な汚れを取り除くために店頭で購入できる洗浄剤を使用することができます。
調整と研磨は他の歯科補綴の方法と何ら違いはありません。事実、ウェルデンツは調整と研磨が容易であり、少ないツールで済みます。
はい、ウェルデンツは子供にも適しています。
いいえ、ウェルデンツにはBPAは含まれていません。
ウェルデンツはBPAを含まず、ウェルデンツの使用者から一切アレルギーは報告されていません。
可能です。ラボにお送りください。
歯冠色は3種類あります – ブライトホワイト(A1)、スタンダードホワイト(A2)、そしてホワイト(A3)。
歯肉色は3種類あります– ライトピンク(C1)、スタンダードピンク(C2)、そしてダークピンク(C3)。
はい、患者様がクラウン/ブリッジが合着を希望する場合、レジン系セメントで合着は可能です。ただし、機械的な合着になります。また、メンテナンスに不便を感じられることになることもご考慮下さい。
クラウンを作るにはおよそ5~10グラムが必要であり、ブリッジには10~13グラム必要となります。
素材 | アクリル | ポリスルホン | PET | ウェルデンツ |
---|---|---|---|---|
強度(MPa) | 55~76 | 70~100 | 48~73 | 65~130 |
弾力性の係数(MPa) | 2400~3100 | 2200~2600 | 2800~4800 | 2400~6000 |
曲げ強度(MPa) | 86~118 | 90~106 | 96~113 | 90~200 |
吸水性係数(W%) | 0.4 | 0.03 | 0.05 | < 0.01 |
ウェルデンツのクラスプ部の最小限の厚さは0.5mmですが、ケース設計によって異なります。
最少の厚さは1~1.5mmです。
患者様次第ですが、ウェルデンツのクラウン/ブリッジは最大 2~3年間はもちます。人工歯を使用する義歯は3年以上長持ちする患者様もいらっしゃいます(定期的なメンテナンスやリプレースをお勧めします)。
はい、ウェルデンツの歯科樹脂は部分義歯に使用することができます。金属とのコラボレーションも可能です。
ウェルデンツの義歯は高い柔軟性を有しています。
はい、ウェルデンツは柔軟な素材で対合歯を守ることができるため、歯ぎしりや歯の食いしばりといった症例にも勧められます。ただし、定期的なメンテナンスやリプレースをお勧めします。
ケースにもよりますが、設計範囲が広いので可能だと思われます。
ウェルデンツの素材で被覆することは可能です。ほとんどのケースでは、削る必要はありません。
はい、ウェルデンツは全顎を被覆することも可能です。しかし、場合によっては、素材が若干収縮し、患者様が違和感を持つ場合があります。そのため、何ピースかに分けて製作することをお勧めします。
はい、ウェルデンツの義歯を口に入れたままで眠っても大丈夫です。ウェルデンツは安全です。